講談師という職業を知っている人は意外と少ないかもしれない。
最近、『神田松之丞(かんだまつのじょう)』という講談師がブレイクし、
おそらく、今後、『講談師』が脚光を浴びるのは間違いないだろう。
しかし、『講談師』という仕事自体は、あまりに人気がなく、現在35歳の神田松之丞
が最年少で、絶滅危惧職業だそう。今回はこの『講談師』という職業、そして
『神田松之丞(かんだまつのじょう)』を深堀してみたいと思います。
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目次
講談とは
武勇伝、敵討ちなどの題材を、『釈台』という机の前に座り、『釈台』を『張り扇』で
パンパンと叩きながら、物語を調子よく語っていきます。独特のジャべり方と、メリハリつけて話す姿が、最大の特徴と言ってもいいでしょう。
また、『講談』と『講釈』は、同じものを指し、江戸時代では『講釈』と言われ、明治以降に『講談』と呼ばれるようになりました。
落語とどう違うの?
落語は、話の題材によっては、扇子や手ぬぐいなどを小道具として使って話していき、ソフトな語り口調であるが、講談は張り扇をパンパンと叩き、迫力あるその世界観の中に聴衆をぐいぐい引っ張っていきます。落語は、庶民の生活を、会話を通じて展開させていくのに対し、講談は、歴史的な事件を取り上げ、武士や政治の世界をあくまで、客観的な語り口調で、描写していきます。落語は、落語家が話の登場人物になりきり、一人何役もこなしていくが、講談師は、あくまでストーリーテラーに徹することになる。落語がホームドラマだとしたら、講談はドキュメンタリーであると松之丞さんが爆笑問題のラジオ番組で話してました。また、テレビの時代劇でも有名な『水戸黄門』や『大岡越前』なども、実は、江戸時代に講談の材料になっていました。
講談師って何人くらい存在するの?
講談師は80人くらいしかいません。東京に約50人、上方に約30人くらいです。落語と比較すると女性の講談師の比率が非常に高く、講談師全体の半数以上を占めています。
講談師になるにはどうすればいいの?
講談師になるためには、既に活躍している講談師に弟子入りを志願し、修行を積むのが一般的です。講談協会に入会し、まずは寄席での前座修行から始まります。次に二ツ目、真打と階級をあげていくことになります。前座期間は自身の稽古意外に、師匠の身の回りの世話までしなければならず、かなり過酷で、これが約4年続きます。4年経過すると、大体は二ツ目に昇進することになります。二ツ目で約10年高座に出続け、ようやく真打に昇格します。ですので真打になるまで約15年かかります。
講談師って儲かるの?そして松之丞さんの収入は?
前座、二ツ目、真打とそれぞれの講談師のギャラは違います。落語家も含めての話ですが、二ツ目は約5万円、真打で約10万円くらいのようですが、人気の講談師なら、二ツ目でも真打以上に稼いでいる講談師はいるようですし、あくまで目安といったところです。平均年収は約550万円とのことです。ちなみに松之丞さんの場合、500席のホールを完売にできるという人気ぶりで、これは800人いる落語家でも20人くらいしかいないと言われています。今、最もチケットが取れない講談師と言われており、1度、『300万で俺の一代記の講談を作ってくれないか?』と頼まれたことがあるそうですが、(高すぎて逆に怖いと思ったのか)断ったそうです。テレビにも引っ張りだこになりつつありますから、相当儲かっていることは想像できます。
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『神田松之丞(かんだまつのじょう)』プロフィール
・神田松之丞
・本名:古舘 克彦(ふるたち かつひこ)
・生年月日:1983年6月4日
・出身地:東京都豊島区
・血液型:A型
・身長:175センチ
・平成19年11月 『三代目神田松鯉』へ入門
・平成24年6月 二ツ目昇進
・平成29年3月「平成28年度花形演芸大賞」銀賞受賞
・落語芸術協会所属(桂歌丸さんが会長である協会)
・一席の最高報酬:300万円
・既婚
『神田松之丞(かんだまつのじょう)』が講談師になるきっかけ
基本的には無趣味な思春期を過ごしていたそうですが、
ある日、ラジオで六代目三遊亭円生の『御神酒徳利』という落語を聴いて感動したのが出発点であったとのことです。そのうち、落語などに関する本を読み漁っているうちに、立川談志が面白いという記事を目にするうち、立川談志談にも興味が沸くようになり、そんなに面白いのなら、1度独演会を聴きにいこうという考えに至った。それで、談志師匠の『らくだ』を聴いて衝撃を受けたのだということです。独演会の帰りの電車に乗るまでの20分くらいの間、ずっと鳥肌が立っていたそです。それが、松之丞さんが講談師になるきっかけをつくったようです。
『神田松之丞(かんだまつのじょう)』の人気の秘密
落語家さんでも、『この人は凄い!』とか言われる人が今まで何人も登場しました。
芸は上手かもしれないが、テレビのバラエティ番組にでると、全く面白くないという、拍子抜けすることが多かったのですが、
今回の松之丞さんは、毒舌が効いていて、アドリブの返しもほんとに上手いです。先日、『ダウンタウンなう』で松之丞さんがゲスト出演した時も、
松ちゃんのツッコミにはツッコミで返し、浜ちゃんに対しても、いい感じでいじってました。彼のトークを聴いて、『すべらない話』などにも出演してもらいたいと期待しております。
その他のエピソード
小学4年の時に会社員の父が自殺するという辛い経験もされているそうですが、父が死んだ時、これでテレビのチャンネル争いが減ると、ちょっと喜んでいたそうです。小学生の時
なので、『身近な人の死』に対する感情がよく分からなかったようで、いまひとつ重く受け止められなかったそうです。
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まとめ
松之丞さんが、これからさらにブレイクしそうな理由としては・・
講談師としての職人的な芸の素晴らしさがある。
お笑い芸人にも勝るとも劣らない、毒舌で、気の利いたつっこみや返しができる。
そして、身長もそこそこ高い(175センチ)あるし、よく見ると結構イケ面である。
このあたりが理由として当てはまるのではないでしょうか?
これからぐいぐいきそうですね。彼のこれからの活躍を心より期待しております。
おまけ
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