Health

煎茶と玉露の違いって何?お茶って、がん予防になるの?

私たち日本人が、普段よく飲む日本茶。日本茶といえば、煎茶と玉露が代表的。
でも、『煎茶』と『玉露』って、同じ緑茶だけど、どう違うのだろうか?
また、緑茶って、身体に良いって聞くけど、どのような病気の予防になるのだろうか?
今回は『緑茶』について探ってみました。


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煎茶と玉露の違い

同じ緑茶だが、煎茶と玉露というふうに、名称が違うわけだから、それぞれ何かが違うはずだが、
どう違うのかを明確に答えられる人は、クイズオタク以外では、そんなにはいないでしょう。

栽培方法が違う

煎茶と玉露は、お茶の木自体は同じものです。 ですが、その栽培方法に違いがあり、それゆえ、味や風味も違います。
煎茶は、煎茶は新芽が出てから摘み取りの時期まで、常に日光を当てて育てます。
玉露は早くて新芽の出始めの時期から、または茶摘の約3週間前くらいから日光を遮り、育てます。 遮光率(日光を遮る度合い)はまずは70%前後にし、茶摘前には90%以上の遮光率に変えます。

日光を遮る、遮らないで何が違うのか?

日光を遮る度合いによって、茶葉の成分が違ってきます。
茶葉は日光を浴びることで、葉の中で「光合成」が行われ、光合成が行われることによって、茶葉のカテキンの量が増えます。
その反対に遮光すると、光合成が抑えられるので、カテキンの量も抑えられ、その代わりに、旨み成分であるテアニンの含有率が増加します。玉露が一般に煎茶より美味しいと言われているのは、光合成を抑え、テアニンが増えるからだと思われます。また、玉露のほうが煎茶より
高価なのは、その美味しさはもちろんですが、遮光する手間がかかることも要因だと思われます。

緑茶って、健康に良いイメージがありますが、具体的にどのように、またどんな病気の予防に繋がるのでしょうか?

 

ガン予防に効果

カテキンが緑茶に多く含まれていることは、よく知られておりますが、カテキンの成分の中にエピガロカテキン・ガーレート(EGCG)という成分が含まれており、この成分が、ガン予防に役立っているといわれております。埼玉県立がんセンター副所長・藤木博太先生らのグループが、タンニンの成分で緑茶にのみ存在すると言われているこのエピガロカテキン・ガーレート(EGCG)に着目し、マウスの実験を実施しました。マウスの実験では、エピガロカテキン・ガーレート(EGCG)を含む飲料水(お茶約10杯分のEGCG)を12週間投与した郡は、ガンの発生率が投与しなかった郡の3分の1以下に減少したそうです。

 

認知症予防効果

東北大大学院医学系研究科・栗山進一講師らの調査で、「緑茶を1日2杯以上飲む人は、週3杯以下の人に比べて認知障害になりにくい」という結果が出たそうです。
あるテレビバラエティ番組では、認知症の原因として、ストレスや加齢で、脳内にゴミが溜まっていき、それが認知症の原因になっていると思われると伝えていました。
脳内に溜まるゴミとは、アミロイドβ(Aβ)と言われるたんぱく質で、これを除去することで、認知症の予防に繋がるのではないかと言われています。カテキンの一種である、ピガロカテキンガーレートがこのアミロイドβ(Aβ)の分解を促進し、蓄積を抑制すると言われています。また、緑茶の成分であるテアニンは、ストレス軽減効果があると言われており、ストレスによる脳の萎縮や老化の促進を抑制すると思われています。

 

糖尿病予防効果

カテキンの中には、膵液や唾液などに含まれている消化酵素の働きを低下させる作用があり、このことが原因で食べ物の消化に通常より(カテキンを摂取してない場合より)時間がかかるようになるため、食後の血糖値の急な上昇を抑制する事に繋がり、つまりは糖尿病予防に役立ちます。

 

まとめ

カテキンにはその他にも、さまざまな病気の予防効果が期待されております。その元になっているのは、カテキンの強力な抗酸化作用であり、人体で過剰に発生した活性酸素を除去してくれます。過剰に発生した活性酸素が、さまざまな病気の原因とも言われており、それ故に、緑茶の健康効果が期待されていると思われます。毎日飲む量としては、それぞれの病気に対する予防のための摂取量がさまざまな研究グループの実験結果などを元に言われておりますが(例えば、糖尿病予防には1日7杯以上、認知症予防には1日2杯以上など)、あくまで実験結果ですので、絶対的なものでもないと思われます。過剰に摂取することによる弊害の可能性も0ではないので、何事もほどほどが良いのではないかと思います。


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